喫茶みずのみば|新潟市西区内野町

新潟市西区内野町の民家の中にある小さな喫茶店です。

【日報】2024年11月19日(火)

くもり、9度。

お客さんは1組、2名。久しぶりにまったりとした火曜日でした。こないだの日報で「火曜日はお客さんが多い」と書いたからでしょうか。まったく関係ないかもしれませんが。こうやって日報を書くことによって、大なり小なり人に影響を与えうる。その影響っていうのは、できる限りプラスの方向に向かうように意識したいとは思っています。

つい最近、森田花壇さんという方が「みずのみば」という歌を作ってくださいました。https://x.com/hakotaro1977/status/1857347708165767170?s=46&t=oCmvZQ2aLF5KiV5MRIYhFQ

とても素敵な歌なのでぜひ聴いてみてください。みずのみばでもたまに流しています。じつはこの歌を作っていただいてから、まだ作者の森田花壇さんにお会いしていないので、歌詞の意味などをお聞きできていません。なので、今日いらしてたお客さんと一緒に、歌の解釈をあれやこれやと考えていました。

サビに「水のみでもいい  みずのみば行こう」という歌詞があります。個人的にここが一番すごい!と思っている部分です(なんだか上からっぽく聞こえてしまいますね)。森田花壇さんがどんな意味を込めてこの詩を書かれたのかは分かりません。が、私が日頃考えていることにかなり近しいものを感じました。端的に言うと私は「水でいいんだよなあ」って思ってみずのみばをやっていたりもします。森田花壇さんのみずのみばに対するイメージは、みずのみばのかなり本質の部分を捉えているのでは。森田花壇さん、次回みずのみばにいらした際は、この歌についてじっくりお話聞かせていただけたら嬉しいです。

先述した「水でいいんだよなあ」について、少し具体的に書いてみます。好きな場所で過ごす時間、あるいは好きな人と過ごす時間はとても美しく素敵なものです。この時、それ以外の要件というのは正直何でもいい、と個人的に思います。この空間(お店)で過ごす/この人と過ごす時間がなによりも美しく素晴らしいものだから、そこにある食べ物や飲み物がなにであれ嬉しい。水でさえ嬉しい。一つ例として、お酒を挙げてみます。私は一年前くらいからほとんどお酒を飲まなくなりました。理由は、お酒である必要性を感じなくなったから。言葉を選ばずに書くと、好きでもない人と飲むお酒(例えば会社の飲み会など)は、どんなに質のいいお酒でも美味しく感じません。逆に、好きな人と飲むお酒は安酒でも、なんでも美味しく感じます。これはお酒に限らずあらゆる飲み物、食べ物に関しても同様に感じます。好きな人とだったら、好きな場所だったらなんでもいいよなあ。水でもいいよなあ。水のみでもいい。そんなことを考えながらみずのみばをやっています。「みずのみば」という名前に込めたさまざまな思いのうちの一つが、この「水でいいんだよなあ」なのです。