駄菓子と喫茶みずのみば|新潟市西区内野

ちいさなベンチのような喫茶店の記録。

【日報】2026年7月27日(月)

 9:00~14:30営業、天気:晴れ、最高気温29度。

 昨日と打って代わり晴天。5名の来客。決して多くはない数字だけど、土日が振るわなかったので嬉し、ありがたし。

 初めてのお客さんに「ここは何人で運営しているんですか?」と尋ねられる。私一人なんですよ…。一人でほぼ毎日お店を開け、お店に立っています。大変だけど、やってみればできるもんです。毎日お店を開けることによるプラス面とマイナス面。プラスがマイナスを上回っていれば良いのだが、そのバランスが崩れかけてきているし、むしろこのままでは逆転してしまいそうなので次の日曜日は思い切ってお店を休むことにした。営業日カレンダーに「おやすみ」の字を書くのはとても勇気が必要だったけど、休むことを決断した瞬間になんだか元気になってきた。休みという概念、素晴らしいですね。おやすみは喫茶店行ってきます^_^

【日報】2026年7月26日(日)

 9:00~17:00営業、天気:雨、最高気温26度。

 新潟市は大雨危険警報、土砂災害危険警報、雷注意報が出ていた。JR越後線は朝から運転見合わせになっていたと思う。中央区や東区では冠水したところも多いようだ。内野はずっと弱い雨。昨晩の夜店まつりも雨予報ではあったが、ほとんど降らなかったんじゃないかな。内野だけ天気が良いことってしばしばある。不思議な地域だ。

 この天気だしno cacかなと思っていたら、初来店の方が2組も。片方はご近所、もう片方は少し遠くから。「前から気になっていてやっと来れた」という言葉は、シンプルだけど嬉しいですね。がんばって毎日お店を開けているので、こういうのでも報われた気持ちになる。

 馴染みのお客さんは雨の中大きなスイカを届けてくださった。「さっきもらってきたんだ!あげる!じゃ!」と颯爽とお帰りになる。店の滞在時間5秒くらい。かっこいい。それにしてもスイカがでかい。今日からスイカ祭りだ。

 さて、新店舗がオープンして約3ヶ月が経つ。3ヶ月目にもなるとだいぶ客足が落ち着いてくるものだな。最初の2ヶ月、土日ならお客さんが大抵10人以上来ていたのが、今月の土日の平均来客数は8.6人。お祭りの日を除いて計算すると6.3人。オープン特需の終わりをゆるやかに感じる。平日は水曜日が一番お客さんが多く、土日よりも多いなんてことがザラにある。水曜日は午後から長めに開けているため、喫茶だけでなく駄菓子を買いに来る子どもも多い。みずのみばにとって水曜日は結構大切なんだなと実感。しかし、8月は営業時間を少し短くする。店主の体力温存のため。スイカ食べて夏がんばるぞ~。

【日報】2026年7月25日(土)

 9:00~21:00営業、天気:くもりのち雨、最高気温28度。

 内野の夜店まつりの日なので便乗して夜まで営業。しかし喫茶のお客さんはほぼゼロ。ここまで人の来る気配を感じない日はなかなかない、と思いながら店に12時間おりました。孤独……。けれど夜店まつりの始まる夕方頃からは駄菓子を買いに子どもたちがたくさん来てくれた。今日店を開けた意味はちゃんとありました。みんなありがとう……!

 普段駄菓子を買いに来てくれている子が今日はご両親と一緒に来店。お父さんが店内を眺めながら「広辞苑が置いてある駄菓子屋さんなんておしゃれですね。…コーヒーも出してるんですね」とおっしゃったので、「ここは喫茶店なんですよ」と説明する。「子どもから駄菓子屋と聞いていたので」と言われる。そっか、ここに来ている多くの子どもたちは、ここを駄菓子屋だと思っているからしょうがないか。駄菓子屋というのももちろん間違ってはいないのだが、みずのみばの本質は喫茶店である。もっと喫茶店アピしたほうがいいかな。

 以前に「さわやかドライブ!」と一緒にハモったお姉さんが再び、二度目(5月17日の日報を参照)。ネーポンをテイクアウトしてドライブできたら最高、という話をしていたが、当時はまだテイクアウトをやっていなかったのだ。今のみずのみばはテイクアウトやってます。およそ2ヶ月越し、念願のネーポンテイクアウト&さわやかドライブ。

 一応夜(まで)営業だったのでお酒も用意したが、お酒は一滴も出なかった。というか、夜の時間帯に喫茶のお客さんが一人も来なかった(書いてて少し切なくなる)。夜営業をイベントのような「特別」なものにしたくなくて、あんまり熱心に告知しなかったからかな。まあ単純に天気とかフジロックとか、みんなにとって今日じゃなかったってことなのかもしれないのだけど。夜営業は6月に初めて実施。6月のときは「初の試み」「普段の通常営業では出さないお酒も用意」等、「特別」と読み取れるような書き方で告知をしていた。だからたくさんのお客さんが集まったのだと思う。たくさん人が来て嬉しかった。が、同時にほんの少し危機感のようなものも感じていた。もし仮に夜営業を定期的、例えば月1でやるとすると、「特別」感が上がってお客さんが集中してしまう。みずのみばは小さな店だから、お客さんが来すぎても席が足りなくなって困るのだ。そしてなにより(ここからが重要)、私がみずのみばでやりたいこととズレてくる。私はこのお店でただひたすら「日常」をやりたいのだと、最近改めて気がついた。そもそも喫茶店とは「日常」の場所である。店側が進んで「特別」をやる場所ではない、と個人的には思う。ただ、お客さんがこの場所に来ることを「好き」という感情で「特別」に思ってくださるのは大変に嬉しい。「特別」という言葉のニュアンスの違い。みずのみばのことは当たり前にある、公園のベンチのようなものだと思っていただきたいのだ。ショップカード裏面に書いてある一節、「特別なことはない、ゆたかな寄り道」。これに尽きる。だからこそ、今後夜営業についてはどのようにやっていくか検討中です。好評だったのでまたやりたいとは思っているのですが、より「みずのみばらしい」やり方を考えようと思います。お酒についても、夜営業の時だけ出すと「特別」度が上がるから常設メニューに加えようかな、などなど。いろいろ考えています。

【日報】2026年7月24日(金)

 9:00〜14:30営業、天気:くもりのち雨、最高気温28度。

「持ち帰りできますか?」と初めてのお客さんが来られ、「飲み物なら」と返事する。喫茶店のテイクアウト需要ってそこそこあるんだなあ。民家での間借り時代には一度も尋ねられなかったので未だに新鮮である。コーヒーを淹れながらいろいろお話する。ぜひまた来ていただきたい。みずのみばの魅力は場に宿っているので。

 普段金曜日に来られない方が来店されたので、思わず「あ、珍しい」とつぶやく。喫茶店で働いていると、お客さんのリズムを自然と覚えるようになる。喫茶店は「通う」という性質を持つ種類のお店であるため、特に。特定の曜日、時間帯に喫茶店に行くというリズムを持っている方は多い。だから毎日私はかなり曜日を意識する。「今日は金曜日だから◯◯さん来るかもな、△△さんは来ない日だな」なんていうふうに、具体的にお客さんの顔をよく思い浮かべている。それが私のリズムにもなっている。

【日報】2026年7月23日(木)

 9:00〜14:30営業、天気:くもり、最高気温29度。

 午前中は中学生の男の子3人組が初来店。もう夏休みなんだね。サッカースクラッチを繰り返し繰り返し購入。全部でたぶん1箱分くらいの数を買っていた。3人で。1箱160個入ってんだけどな…。子どもたちのサッカースクラッチ熱は本当にすごい。中毒性高し。会計、当たり券の引き換えで何度も何度も顔を合わせて話すから、子どもたちとすぐ打ち解けられて楽しいな。買い過ぎじゃない?って心配にはなるけど。

 開店前は近所の親子と、閉店後は学校帰りの小学生と外でばったり会ったのでそれぞれ挨拶。店の外でお客さんと偶然会って挨拶することが最近増えた。「町のお店」になれた気がして嬉しくなる。私は元々内野出身ではないからこそ、この町で生きているという実感が少しずつ湧いてくる。

【日報】2026年7月22日(水)

 17:00〜20:00営業、天気:くもり、最高気温32度。

 本当は16:30オープンの予定だったが、のっぴきならない事情(大袈裟な表現です)により30分遅刻。お店に来てくれたお客さんにはいろいろ事情を話す。内緒バナシ! たった3時間だけのオープンでも喫茶4名、駄菓子3名の来客。水曜日はお客さん来るなあ。

 ちなみに午前中は映画『急に具合が悪くなる』を観てきた。いろんなテーマを含んだ映画だったが、やはり一番印象に残ったのは「人間を人間として扱うこと」について。映画では介護の現場を映しているが、これは介護だけでなく、人と人との関係すべてにおいて欠かせない大事な考え方であると感じた。お店のお客さんは「お客さん」である以前に、まず「一人の人間」である。ただ「お客さん」という対象としてしか捉えていない場合の関わり方は、ただの「接客」にしかならないと思う。改めて考えてみると、私はみずのみばで「接客」をしているという感覚がほとんどない。目の前にいる「人」とお話する。「交流」している、というのが一番しっくりくるかもしれない。みずのみばで多くの対話が生まれるのは、店主の私やお客さんの多くが「人間と人間」として関わるということをやっているからなんだろうな。意識しているにしろ、無意識にしろ。みずのみばはお客さん同士の交流も多い。交流をとおして関係を築き、対話が生まれる。この店にはいくつもの豊かな関係が存在している。確信を持ってそう思う。これがみずのみばの魅力の一つなんだと思う。

【日報】2026年7月21日(火)

 9:00~14:30営業、天気:くもり、最高気温32度。

 バイト先の同僚とお客さんが偶然ほぼ同じタイミングでやってくる。会うのは昨日ぶりらしい。しかもこれまでバイト先ではほとんど話さなかった二人が、みずのみばで偶然会ったことにより会話が始まるのなかなか面白い。

 今日は「弟子」というワードが2回も、それぞれ別のお客さんとの会話で出てきた。私には「師匠」と呼べる人が何人かいるが、いつか私にも弟子ができるだろうか。弟子ができたらみずのみばの店番任せたいな。毎日一人でお店を開けるのは大変なので…。それに、自分以外の人間がみずのみばのカウンター(キッチン)の中に立ってる姿を客席から見てみたい!