喫茶みずのみば|新潟市西区内野

新潟市西区内野町の民家の中にあった小さな喫茶店です。2026年春新店舗オープン予定。

【日報】2025年10月1日(水)

雨ときどき曇り、最高気温23度。

西区内野町704での通常営業最終日。10-20時営業。店舗移転&10/1が最終営業日になることを告知したのが9/10のこと。急な発表だったにもかかわらず、19名ものお客さんにお越しいただきました。うち4名は初めてのお客さん。ド平日かつ荒天の時間もあったなか、お越しいただき本当にありがとうございました。みなさん駆け込み、駆け付けてくださり大変嬉しかったです。移転前の最終営業日ですから、店主はかなり「特別」な心持ちでこの日を迎えておりました。きっと来てくださったみなさんも、おんなじように「特別」な気持ちを持って、みずのみばに来てくださったのだろうなと、なんとなくですが伝わってきました。

今日のみずのみばで特に印象的だったのは、初めて来られたお客さんがおっしゃった「初めて来たけど初めて来た気がしない」という言葉。最終営業日に聞くにはあまりにも不思議で、嬉しい言葉ですね。お客さんにとってどこか馴染みあるものを、みずのみばで感じ取られたのだと想像します。小さなお店の閉店日は常連のお客さんでいっぱいで、新規のお客さんは少々居心地が悪い、なんてことが一般的には起こりそうなものですが。それがまったく起こらず、最終日に初めてのお客さんに心地よく過ごしていただけたことはかなり誇らしく思います(店主の今年の目標は「適切に自信を持つ」ことなので、きちんと自分を評価することにします)。初めてでもそうでなくても、いろんな人が同時に楽しく過ごせる場づくりを心掛けていたので、それが実現できたことを最終日に実感しました。最後には「今日のことずっと忘れないと思う」ともおっしゃっていました。私も今日のことをずっと、忘れないと思います。

みなさんお帰りになり、一人で片付けをしている時にやっと、「今日で終わりなんだ」と実感が湧いてきました。営業中はまだほとんど実感は無く、「また来週の水曜日もオープンするのかな」なんて思っちゃうくらい。約一年一ヶ月みずのみばをやってきた六畳の部屋をひとり眺めると、さすがに寂しく感じます。ここでたくさんの人に出会い、いくつもの素敵な時間を過ごしてきたことは、簡単には味わうことのできない貴重な体験でした。これは何にも変えがたい大きな宝物です。西区内野町の民家の小さな部屋で、みずのみばと出会ってくださったすべてのみなさまにお礼を申し上げます。本当にありがとうございました。みずのみばで生まれた幸福を抱きながら、新たなみずのみばを作ってまいります。また一緒に水を飲みましょう。

【日報】2025年9月24日(水)

晴れ、最高気温27度。13-19時営業。

初めておいでになった方が「どこかに行きたいと思っていたらここを見つけて、ここだ!と思った」というようなことをおっしゃっていた。「ここだ!」と思ってくださる、ピンとくるなにかがあったのでしょう。大変嬉しい。どこかに行きたくて町を、あるいはGoogleマップを探し回っても、どこもピンとこないことだってよくありますから。見つけてもらえて良かった。

みずのみばの何にピンときたのかな。店名かな。写真より文字ばかり載せているインスタかな。あまりにも店っぽくない外観かな。看板代わりの貼り紙かな。みずのみばのお客さんはみなさん、なにかピンとくるものを感じて来てくださったのだと思う。近所で通りがかりに来る人はほとんどいないので…。けれど、一度来たらまた来てくださる方が本当に多い。ピンとくる→来店、というパターンが多いからかも。ピンとくる店って、行く前からその店のことを既にほんのり好きになっている、みたいなことありませんか。私が好きな店を見つける時ってだいたいそうかも。

【日報】2025年9月16日(火)

晴れ、最高気温30度。9-18時営業。

移転発表後初めての営業。初めてのお客さん含め、朝からたくさんの方がいらしてくださった。といってもごった返すことはなく、終始ゆったりと。「ずっと気になっていたけど来店には至っていなかった」という潜在需要を呼び寄せてくれるので、やはり「移転(=事実上の閉店)」という言葉の影響力はデカい。駆け込み需要、素直に嬉しかったです。

AさんとBさんが久しぶりに再会した。二人はゆよん堂という古本屋で知り合ったが、ゆよん堂の閉店以降会えていなかったそうだ。「再会できて良かった」と、しきりにおっしゃる二人を見て私も心から嬉しくなった。二人が再会できただけでも、このみずのみばという場を開けて良かったと思える。それくらい嬉しい。お店に通うお客さん同士というのは、個別に連絡先を交換することが無い限り、そのお店でしか会えないことがほとんどのはず。このような”ゆるやか”な人の繋がりは、お店が生み出す良い機能の一つだと思う。”ゆるやか”な繋がりだからこそ「約束しなくても会えた」時が嬉しいものだ。みずのみばという別の場所で「約束しなくても会えた」が起こったのは小さな奇跡のように思う。

【日報】2025年9月10日(水)

晴れのち雨、最高気温28度。

お客さんはおひとり。そういえばちょうど一年前くらいに初めて来てくださったんだよな。あれから一年、通ってくださっていて嬉しい。これからもよろしくお願いします。

この日の夕方にInstagram、X、はてなブログでみずのみばの移転を発表した。移転発表の文章はこちら▶︎https://mizunomiba.hatenadiary.com/entry/2025/09/10/183944

移転を決めたのは二週間くらい前。突然っちゃ突然の発表にはなってしまったが、以前から移転を考えており、良きタイミングが訪れたので物件を申し込んだという感じ。ほぼほぼ勢い。物件は古本詩人ゆよん堂の跡地。2024年秋に閉店後、空き店舗になっておりずっと気になっていたのだ。私もゆよん堂に通っていたお客の一人なので、とても思い入れのある場所。もし今とは違う場所でみずのみばをやるならここが良い、とずっと思っていた。ちなみに私が物件の内見に行く少し前に、サーフボード屋?も内見に来ていたらしい。先に契約できて本当に良かった。

【日報】2025年9月3日(水)

晴れ、最高気温30度。

新学期である。今月から演劇の稽古が始まるため、体力温存を考えて9月の営業時間を短縮。水曜日は13-19時営業にした。

「夏は忙しいけど9月に入ると暇になる」というのは、前にバイトしてた喫茶店の店長から教えてもらった。みずのみばもそんな感じかも。お客さん少なめでゆったりと時間が流れた。いやしかし、基本平日のみの週一営業、時には営業時間の変更もあるみずのみばに、毎週一人でもお客さんが来てくれているのは本当にありがたいことだ。ご近所の方は少なく、ちょっと遠くから来てくださる方がほとんど。週に一度のみずのみばを楽しみにしているのは私だけではないのだと思える。お店を一年やってきて、ようやく少し自信がついたように思う。

今日はスズメやトンボが減少しているという話を聞いた。内野のあたりはスズメもトンボもよく見かける。けど、昔はもっと数が多かったのだろうな。どちらもいなくなると寂しいと思う。彼らのことを”当たり前”にいる存在だと思っているからだろう。みずのみばもなくなったら、みんなから寂しいと思われるだろうか。店主である自分はめちゃくちゃ寂しくなると思う。

【日報】2025年8月20日(水)

晴れ、最高気温31度。

みずのみばのすぐ近くにSEIKŌUKIというカフェがオープンした。専用駐車場が少し離れたところにあり、カフェと駐車場の間にみずのみばがあるという位置関係。カフェのオープンによってみずのみばの目の前の道は明らかに人通りが増えた。さすがの人気。この道は元々車通りは多いのだが通行人は多くなかった。ので、外に人が歩いているのが見えると、あ、(みずのみばに来る)お客さんかな、とついつい期待してしまっていたものだ…。最近は通行人にあまりにもスルーされて寂しいので、もうちっと見つかるように工夫したいですね。とはいえ、お店を一年もやっていれば周りの環境も変化していくものなのだなと実感。流れるようにさまざまなもの・ことが絶えず変化してゆくから、”今”を記録しておくことって大事なのだろうと改めて思う。写真とか映像とか文章とか。この日報も本当はすぐ書いたほうが良い。どんどん鮮度が落ちてゆくので。寝かせると美味しくなる場合もあるかもしれないが、すぐ書いた文章っていうのはホットな温度感がある。日報もコーヒーのようにアツアツで提供できるようになりたい、と7ヶ月前(!)の日報を書きながら思う。

【日報】2025年8月15日(金)

雨のちくもり、最高気温29度。

お盆なのでいつもよりたくさんお客さんがいらっしゃる。ほぼ満席の状態で、「これから更にお客さんが増えるかもしれない」と感じる時、内心ひとりでヒヤヒヤする。しかし実際は席が足りなくなることはなく、杞憂に終わった。みなさんバランスよく来店してくださった。偶然なんだけど不思議。場所、営業日数を考えると、どんなに混んでも満席で断ることは無い、というのが今のみずのみばだろう。

今日はアイスコーヒーを注文されたのに間違ってホットコーヒーを作ってしまった。お客さんとおしゃべりしながらやってたら間違った、というのは言い訳。とはいえ、しゃべりながら頭では違うこと(飲食のオペレーションなど)も同時に考え、手を動かすというのは結構むずかしいものだ。まだまだ修行が足りぬ。こういうこと書くと、話しかけるの遠慮しちゃう方がいるかもしれませんが、気にせずいつでも話しかけてくださいね。「複数のことを同時にやる」はやればやるほどレベルアップしていくはずなので。レベル上げの日々である。